怒りの毒素にはものすごいパワーがある

2010年08月13日 13:20

 
★ 怒りの毒素にはものすごいパワーがある ★



過去記事「ガン細胞にも『意識』と『意志』がある」で、「心の状態が、そのまま身体にあらわれる」ことをお話ししました。
今日はその続きです。


今、あなたの目の前に、酸っぱい梅干があるのを想像してみてください。
もしくは、口の中にレモンの汁を2、3滴たらしたのを思い浮かべてみてもよいでしょう。

すぐに口の中に唾液がたまってきますね。
実際に食べなくても、思い浮かべるだけで口の中がほんとうに酸っぱくなってきます。

★心で思うことは、脳から身体のなかの細胞へと伝わり、身体の各臓器に大きな影響を与えるのです。

レモンを思い浮かべたとき、「レモン」ということばが脳に送られると、それに反応した脳が唾液腺に命令を送り、消化酵素を出すのだそうです。
それで、レモンを思い浮かべただけで、実物であるかのように機能して身体が反応してしまうわけですね。
「身体は思いに素直に反応する」のです。

昔から「ハラワタが煮えくりかえる」という表現がありますね。
ひどく激怒している人の胃腸をレントゲンで見てみると、ほんとうに腸が蛇のようにのたくっているのだそうです。
断腸の思い」という表現もあります。
とても悲しい思いに耐えている人の胃腸をレントゲンで見ると、腸が切れぎれになっているといわれます。
昔の人は透視能力があったのでしょうか。的を射たことばで、ほんとうに感心します。


工学博士の原崎勇次氏は、その著『医者いらずの自強法』に、
つぎのような興味深いことを書いておられます。

人間の呼吸する息をガラス管を通して液体空気で冷やすと、沈殿物ができる。
ところが、驚いたことに、その沈殿物の色は、呼吸する人の感情によって異なるという結果が出た。
腹を立てていると栗茶色、苦痛や悲哀にかられていると灰色、
後悔にさいなまれているとピンク色の沈殿物ができる。
そして、この栗茶色の沈殿物をねずみに注射すると数分で死んでしまう。
この沈殿物を分析してみると、ある種の毒素が含まれていることがわかった。
ということは、腹を立てることによって体内に毒素が発生するということである。
おまけに、人間ひとりが、一時間腹を立てつづけていると、80人を殺すほどの毒がでるというのだから、おそろしい。


これは、アメリカのエルマ・ゲイツという人がおこなった実験なのだそうです。

同じような内容で、「怒り狂ったお母さんが、赤ちゃんにおっぱいを飲ませたら、赤ちゃんが死亡した」という話を、わたしも学生時代に「保育」の授業で聞いたことがあります。

「いつも怒ったり、強いストレスを感じていると、ノルアドレナリンの毒のせいで病気になり、老化も進み、早死にしてしまう」と、医学博士の春山茂雄氏も述べておられます。
この脳から分泌されるノルアドレナリンという物質は、自然界にある毒物では、毒蛇に次ぐ毒性をもつのだそうです。

怒ると猛毒を分泌するということが、ほんとうであることがわかりますね。
ということは、ひどく怒りに怒って毒蛇と噛み合ったら、もしかしたら、毒蛇でさえ殺せるかもしれないということです。
もちろん、相撃ちということになるでしょうが。
このように怒りの毒にはものすごいパワーがあるのです。


★ 怒りの波動は肝臓と共鳴する ★
 



「怒り」は病気を生じさせる大きな精神的要因のひとつです。
昔から伝えられている三毒(さんどく)のなかに「怒り」が入っています。

三毒というのは、仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩、貪・瞋・癡(とん・じん・ち)を指し、それらの煩悩を毒にたとえています。

貪(とん)は貪欲(とんよく)とも言い、必要以上にむさぼり求める心を指します。
瞋(しん)は瞋恚(しんに)とも言い、怒りの心を指します。
癡(痴・ち)は愚癡(ぐち)とも言い、真理に対する無知の心、「おろか」を指します。

だから「怒ることは悪いこと」「けっして怒ってはいけない」と思い込んで、「怒り」を無理やり抑えて面に出さない人たちがいます。
でも、それはまちがった思い込みです。
「怒り」をため込むことで、いろんな問題を引き起こすからです。

たとえば、子どもの頃に両親の仲が悪く、居心地の悪い環境で育った場合や、勉強やしつけに関して厳しくされすぎて、つよい怒りを感じていたにもかかわらず、素直に出せなくて抑え込んでしまった場合、「対人恐怖症」のような症状を引き起こすことがあるからです。
 

★「怒りの波動は肝臓と共鳴する」ことがわかっています。

怒りは肝機能を低下させますが、
怒るべきときに怒らない人も肝臓に障害が出るのです。


「わたしは腹を立てたことがないのよ」とか「自分は怒らない、腹が立たない」という人は、肝臓が悪い場合があります。
そういう知人に「肝臓が悪いのでは?」と言ったら、「どうしてわかったの?」と驚かれたことがありました。
実際に医師に肝臓が悪いことを告げられていたのです。

腹を立てない人」たちは、怒りを外側に出さないよう、大変な努力をしているように思われます。
というよりも、自分自身に無力さを感じているためか、自分が攻撃されてもやり返すことができないのです。
怒りをうまく表現することができない」といってもよいでしょう。

ところが、そんなふうに抑え込まれた心の中には、悲しみや恨みや落ち込みなどの感情が渦巻いています。
人に対しての怒りよりも、自分に対する怒りのほうが大きかったり、自分のいやなところを手放さずに、自己攻撃していると、たくさんの毒素をためこむことになります。
それらが肝臓にトラブルを生じさせるのです。



ハート
「怒り過ぎ」も「怒らなさ過ぎ」も、どちらも同じ線上にあります。
両極端というのは、度が異なるだけで、性質は同じなのです。







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