「完結できていないこと」は「完結できていること」よりも記憶に残る ➀執着

2017年05月22日 00:00


皆さん、こんにちは。
5月も20日を過ぎました。次第に気温が上昇して、真夏のような陽光を感じるようになりましたね。お元気でいらっしゃいますか?

毎日私用で外に出る日が多く、電話相談や過去生回帰なども増えてきて、なかなかブログが書けなかったのですが、ようやく本日パソコンに向かうことができました。

これまでに多くの魂の過去生回帰をさせていただいており、その時々でブログ上にてお話をしてきていますが、再度皆さんにお伝えしておきたいと思うことがあり、ROMの分身でもあるMasakoとしての見解を書かせていただきたいと思います。
(今現在は肉体にMasakoのエネルギーが常住しており、肉体意識の「光のお母さん」とは少し異なります)


          鳥からのメッセージ

◇課題を残したままの過去生を解放することの必要性



過去生の「執着」や「依存心」、「ハートブレイク」、「復讐」などが課題となったままで残されていると、現在生きている肉体意識に大きな影響を与えるようになります。そのような課題が残されている過去生があったことがわかると、本当に今の自分に起きていることが納得できてくるのです。過去生たちは、まちがいなくそれを解決しないと先には進めないということを教え、証明してくれているからです。

過去、現在、未来は、今この瞬間に同時に存在し、同時多発的に起こっている」ということは、このブログを読んでこられた人なら、すでにご承知のことでしょう。

今現在の自分自身に何か問題を感じて、それを自分自身で変えることができる人であるなら、過去生回帰は必要ありません。でも、皆さん、過去のしがらみにがんじがらめになっていて、そこから脱却することがなかなかできないのです。

「こうなった原因が何であったのか」を知るということは、ほんとうに大事なことです。

過去生回帰をすると、「原因と結果の法則」がそこにしっかりと働いていることがわかります。「今生じている問題はどこに起因していたのか?」を、実感としてわかっていただけること、その問題を認識し、解放したことによって、どんどん気持ちが、波動が軽くなっていかれること。それが過去生を回帰し、課題をクリアすることの意味であり、すばらしい恩恵でもあるのです。

光のコースで学んでおられ、過去生回帰をたくさんしてこられた方々のなかには、瞑想状態に入らなくても、そのとき登場した「過去生さん」を入れて、その「過去生さん」のもっとも問題となった場面を思い浮かべて、状況を克明に語れるようになった方がけっこういらっしゃいます。
たいてい目を閉じて、イメージやそのときの「過去生さん」の思いや感情を感じていただくのですが、目を閉じなくても、普通の会話のように「過去生さん」が勝手に話し出すこともあります。

つぎつぎと過去生が解放されていくのを垣間見て、自分も解放してほしいと突如登場してくる「過去生さん」もいるのですが、セッションが時間切れとなった時、その日中に次回の予約をしてしまう「過去生さん」もいて、驚いたことがあります。「必ずその日に来るから、回帰して解放してね」という感じです。

こっそりセッションの様子を見聞きしていた魂たちがわたしのファンになってしまうこともあるようで、おそらく目には見えない人たちは、いつもチャンスがあれば、コンタクトしたいと思っているようです。最近はテレパシーがやたら多くなって、毎日大変です。

今回は、自分の過去生ではない別人の過去生を肉体に入れて、課題をクリアすることに成功した例をお伝えします。



春の天使


他者のチャネリングによる他者のための過去生回帰


自分の過去生の課題をクリアしたいと思い続けてきたある個体(T君)がいました。
その個体とわたしは過去生で4回ほど出会い、関わりをもったことがあります。
今生では、ほんの短期間でしたが、わたしのブログを読んだり、セミナーを受講したり、自己探究に対して熱心な青年でした。彼の課題はいろいろありましたが、最も強いのが「執着」でした。

ところが、あるときからT君の過去生と別の個体(全くの別人格)の過去生との契約で、約束された年齢になった時点で別の個体がその肉体を占領し、T君(個体)を追い出してしまったのです。T君は自分の課題を抱えたまま肉体を去らねばならなくなり、中途半端な状態で、幽界を彷徨っていました。
その肉体を乗っ取ってしまった別人格の個体は、結局ダークサイドにいた自分の過去生をほとんどクリアできないままで肉体を去りました。その後本人の肉体には入れ替わり立ち代わりいろんな存在たちが宿っていましたが、現在は肉体意識だけとなっていたので、T君は再度その肉体に入って、自分の目的を遂げたいと思うようになったのです。

昨年末頃から復帰したいという思いが強くなったようで、T君からのテレパシーが頻繁にわたしのところに届くようになっていました。彼はかつて(今生で)入っていたことがある肉体に何度か入ろうと試みましたが、結局入っていられないことがわかり、その肉体にはもう入りたくないし、どうしたらいいの? というテレパシーがずっと来ていたのです。
最近「本人の肉体意識」のほうに、そのことを伝えてみる機会を得たのですが、肉体意識はその個体を入れたがらず、過去生回帰をすることにも否定的だったため、わたしも諦めて別の肉体を探すことにしたのでした。

ちょうどその頃、T君とは顔見知りで、過去生でも彼の分霊とは知り合いだったという事実があったニックネーム「ポノ」さんが、彼のことを今でも大変心配しておられたことを知りました。さらにT君の個体を自分の肉体に入れて過去生回帰をしてもよいという希望まで伺うことができたのです。T君が承諾してくれさえれば過去生回帰は可能なので、あるときポノさんと電話中にその場で彼を呼びました。彼はポノさんの肉体を使って回帰をすることに同意してくれたので、ようやくT君の過去生回帰を始めることができたのです。
下記はそのときのT君の情報を受け取り、彼の感情をも含め、彼が語ってくれたことをレポートしてくださった内容です。




◇過去生回帰で「人生の課題/執着」をクリアする試み


2017年5月14日 ポノ

MASAKO先生

今回、素晴らしい過去生回帰を経験させて頂いた事を心からお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
自分の過去生ではない人物の過去生回帰でしたが、自分の過去生回帰同様、歓びと感動に満ちた過去生回帰でした。多分私がT君と今生でも過去生でも知りあいだったという事も大きかったと思います。

今回、初めての他者の過去生回帰であり、チャネリングでしたが、自分の個体の過去生回帰も自分以外の個体が入った過去生回帰も肉体の感じ方はほとんど変わりありませんでした。(自分・他者問わず)個体の感情と、個体を受け入れる肉体の思考は別で存在し、個体が号泣しても苦しくても、それを客観的に見ている肉体の思考が常に存在していた、という感じでした。T君という別の魂が肉体にいたものの、肉体である私の意思も別で存在し、T君の感情の動きを客観的に感じ取り、記憶していました。

T君が、MASAKO先生に自分の気持ちを伝える事が出来た事や、先生への執着を手放すことが出来て究極の転生に行ったと知り、自分の事のように嬉しかったです。
今回の過去生回帰で、人に自分の思いを伝える事の大切さを改めて学ばせて頂きました。
T君が私の身体を通じて、先生に過去生から伝える事の出来なかった想いを伝える事が出来た事、そして先生に対する彼の心からの言葉を私は一生忘れない気がしています。あの過去生回帰の終盤、T君の先生に対する愛と、先生のT君に対する愛が私の肉体に流れ込んできたような気がして、うまく表現できないのですが自分の中に愛が行き交っていて、心を揺さぶられるような体験でした。彼が思いを伝えて解放されていくまでのやり取りを思い出すと今でも涙が溢れます。T君の過去生回帰をやらせて頂いて本当に良かったです。

なかなか過去生を話したがらないT君がようやく見せてくれた過去生は、14歳の少年の過去生でした。
自分の気持ちがうまく伝えられない、表現できない彼を学校の女性教師(過去生のMASAKO先生)が教室で、個別で話を聞いてあげている場面でした。人前だとうまく話せないのだろうと思った先生が、T君と二人だけになり、自分の想いを表現するよう優しく促してくれたのですが、T君は色んなことを思っているにも関わらず、それでも自分の気持ちを先生に話すことが出来ませんでした。そして、個別で話す機会を設けてくれた事に対し、先生は自分の事を好きでいてくれるのだと思い込んでしまいました。彼は先生の事がとても好きだったのですが、結局何も言えないまま卒業してしまいます。その後も独身で先生の事を想ったまま生涯を終えていました。

T君の二人目の過去生は19歳の青年でした。MASAKO先生の過去生である女性の講演会に聴衆の一人として出席し、熱心に女性の話を聞いていました。そして、深くT君を感じてみると、T君の過去生は講演内容よりも女性自身に関心を持っている事が分かりました。T君の過去生は自分の関心のあるテーマの講演会を通じてその女性を知ったのですが、いつのまにかその女性を好きになっていて、その女性に会う事を目的に何度も講演に通い詰めていました。そして、彼は女性に対し自分の事を知って欲しい、自分を好きになってほしいという願望があったのですが、講演会の席で質問をするとか話しかけるなどの行為は一切やらず、ひたすら講演会に通って自分を知ってほしいと思っているだけでした。

その過去生の男性はMASAKO先生の過去生の女性のことがずっと好きで、色んなことを妄想していました。例えばMASAKO先生の過去生の女性がT君の過去生を毎回自分の講演会に来てくれている男性だと気づいて声をかけてくれる場面や、仲良く一緒にデートしたりしている場面を想像していたのですが、思いを伝えることがないまま、寝室で寝たまま亡くなっており、孤独死していました。友人も殆どおらず、孤独な人生でしたが、彼の中には先生の過去生への強い思いがあり、その思いが彼の孤独感を打ち消していたように思いました。

3人目の過去生は、スピリチュアルな事を学び、修行している男性でした。MASAKO先生は大勢の人々に教えを説いている女性の精神的指導者であり、T君は先生の弟子として先生のそばで一生懸命学んでいました。女性指導者の周りを多くの弟子達が取り囲み、教えを聞いている場面が見えました。T君は先生の後ろ姿しか見えないような先生から離れた斜め後ろに座り、熱心に話を聞いていました。自分が先生の近くに座り、先生の姿を正面から見るなどと、畏れ多い事だと思っていたようでした。
そして修行を続ける中でT君は女性指導者から日頃の修行への努力を認められ、声をかけられます。頑張っていますね、という趣旨の声を掛けられ、握手する機会に恵まれたのですが、彼は感激で涙を流し、ひざまずいて女性指導者と握手していました。そして、生涯をこの女性指導者の下での修行に捧げるのだと決意していました。
しかし、その指導者がしばらくして一部の弟子だけを連れて、その地を去る事になりました。女性指導者は指導者がなくとも自分で修行は出来ると残された弟子達に語っていましたが、彼にとってその言葉は何の意味もなく、慕っていた指導者が一部の弟子を連れて去る姿を彼は泣きながら見ていました。彼は指導者に自分も連れて行って欲しいという思いを伝える事が出来ず、一緒に行けないことに絶望し、無意味感に苛まれ修行を続ける気持ちが失せ、自殺してしまいました。

T君が先生や私に自分の過去生を見せる事をためらっていた理由はよくわかりました。私に過去生を知られたくなかったのではなく、先生に知られたくなかったのです。
大好きな先生の前で、自分の気持ちも伝えられないカッコ悪い自分、悶々としている自分、勘違いしている自分、絶望して自殺してしまった自分をどうしても見せたくなかったのです。
先生がT君の過去生の出来事を知り、自分の気持ちを相手に伝えなければ相手に伝わらないでしょう、とおっしゃり、何でもいいから自分の気持ちを言ってごらん、とT君を促したとき、T君は14歳の時の過去生と同じように黙りこくってしまいました。しかし先生から何度か促された時、不意に泣きそうになる感覚があり、T君がなんとか自分の気持ちを言おうとしているのだと気づきました。

僕は話すのが下手だったから…うまく自分の気持ちを伝える事ができなくて…とポツリポツリと話し始めました。
話すのが下手で…どもってしまったり、話の内容が急に飛んでしまったり、表現が下手だったりして、恥ずかしくて伝えることが出来ませんでした、と先生に伝えると、彼は思い切って、僕は先生の事を想っていました、と言いました。
ここで電話がいったん中断し、私はT君の伝えようという気持ちが失せてしまわないか心配になったのですが、彼はくじけませんでした。再びお話が始まってから、彼が僕はずっと先生の事を想ってきました。先生の事が、好きでした、とふり絞るように、必死に自分の正直な気持ちを伝えました。
そして、MASAKO先生がそんなT君に対し、ありがとう。あなたの気持ちを受け取ったよ。ありがとう、と仰ってくださいました。

それを聞いた瞬間、その言葉がT君のハートに突き刺さった感じがし、涙がせきを切ったように流れました。これまで吐き出されることのなかった思いが心臓の辺りから一度に吐き出されてくるように思え、激しい嗚咽が漏れました。声にならない声が何度も喉を通り過ぎるような感じがして、涙がひたすら流れました。
そして、号泣しながら、もう同じ過ちは絶対に繰り返しません。僕は絶対に繰り返さない、と自分に言い聞かせるように何度も繰り返し言いました。私はこれを聞きながら、ああ、この人は絶対に同じことを繰り返さない。もし同じことをやりそうになったらこの人は全力でそれをしない努力をするに違いない、と感じました。また、この過ちとは、自分の気持ちを相手に伝えられなかった事の他に、自分の執着も含まれていました。
また、迷惑を掛けてしまってすみませんでした、と彼が言っていましたが、これはT君の先生に対する執着や自分の想いに対する執着が肉体意識に記憶として残ったために、肉体が先生に念を飛ばしてしまったことを言っていると思いました。

誕生の時の肉体が必要かと先生から聞かれたT君はきっぱりと、もう肉体は要りません、と答えました。もう自分の想いを遂げたからだと思いました。
そしてT君が、先生は僕の太陽でした。その光のおかげで僕は生きていられたと言いました。実はこの言葉は、電話が中断した時に彼が言おうとしていた言葉だったのですが、会話が再開した時に彼が言おうとしなかったので、後で先生に伝えてくれるといいなと思っていた言葉でした。
先生はT君に、またどこかで会いたいね。会えるといいね、と仰ってくださいました。
それを聞いたT君は、そう言ってもらえた事が、僕は一番うれしい、といってまた号泣しました。
しばらくずっと泣きじゃくったあと、先生に、じゃあもうさよならって言えるね?と聞かれ、彼は小さくハイ、と言ったのですが、本当は先生にサヨナラとは絶対に言いたくないと思っていた事を私は感じ取りました。
そして最期に、T君はサヨナラははっきり言わず、先生に「また、いつか」と言って満ち足りた様子で清々しい感じで旅立って行きました。

彼が素晴らしい状態で私の肉体から去った事は、はっきりと感じました。
T君が私の肉体に入った時、意識レベルが非常に高いにもかかわらず幽界にいたから非常に重く、不快感があったのですが、彼が先生に自分の想いを伝えれば伝えるほど彼の魂は軽くなり清められ、私の中にあった不快感や重さがなくなっていきました。重い想いを抱えた魂とは物質的な重さがあるのもなのだとその時に気づきました。
先生が、T君が去った後の彼の状態を調べたところ意識レベルは飛躍的に高まり、「究極の転生」にまで行った事が分かりました。本当に素晴らしい結末だったと思います。

T君が、先生は僕の太陽でした。その光のおかげで僕は生きていられたと言っていました。彼は愛着問題からくる無価値感や空虚感を先生の存在で埋めていたのではないかと思いました。彼の人生は過去生から総じて孤独であり、先生の存在が彼にとっての生きる意味であり、光であり、希望であったのだと思います。そう考えると彼の先生に対する想いの重さや執着の理由が分かる気がしました。

また、彼は最初、執着を手放したくないと言っていました。理由は執着を手放したら、先生から忘れられてしまうのではないかという不安があったからでしたが、自分の想いを先生に伝え、先生がT君の気持ちを受け取ってくださった事で、彼は先生に迷惑を掛けてはいけないと心から思えるようになり、先生への執着を手放しました。先生がT君に愛を与え、彼が愛を受け取ったことで、執着が手放せたのではないかと思います。

この過去生回帰を通じて、私は自分の想いを表現する事の大切さを学びました。
ずっと自分の気持ちを先生に伝えられなかったT君の魂が、先生に想いを伝える事でどんどん軽くなっていったという事実がその重要性を語っているように思います。
私もT君と同じように自分の想いを表現することが出来ない事がよくあります。それは自分が傷つきたくないからであったり、相手を傷付けるのではないかと思ったりするからなのですが、振り返ると自分の正直な想いを表現しない結果もたらされるものはフラストレーションであったと思います。そしてそのフラストレーションが積み重なる事で自分の波動や魂もどんどん重くなっていくのだと今回の過去生回帰で気づきました。また、傷つくことや傷つけることを怖れて自分の気持ちを正直に表現しないことは、小善に似ているとも思いました。
いつも正直に自分の想いを表現できる自分でありたい。T君の過去生回帰でそう思いました。

今回、過去生回帰をさせて頂いた事、レポートを書かせてくださった事、先生とT君の大切な思い出をブログ記事にしてくださること。感謝の気持ちでいっぱいです。
心からお礼申し上げます。
またいつか、私もMASAKO先生とT君と再会できる日が来ることを心から祈っています。
本当にありがとうございました。

ポノ



二本のバラ


◇Masako からのメッセージ



ポノさんが「T君が私の肉体に入った時、意識レベルが非常に高いにもかかわらず幽界にいたから非常に重く、不快感があったのですが、彼が先生に自分の想いを伝えれば伝えるほど彼の魂は軽くなり清められ、私の中にあった不快感や重さがなくなっていきました。重い想いを抱えた魂とは物質的な重さがあるのもなのだとその時に気づきました。」と書いておられましたが、過去生の重いエネルギーを解き放つことは、憑依霊を浄化するようなものです。
その重たい想念を解放すれば、T君のように軽くなり清々しくなるはずです。

何回も転生していながら同じ課題をクリアできずにいる魂がどれほど多いことかを、わたしはまざまざと見せられ、知るに至りました。特に「愛着」という課題を抱えている人の過去生は、どの魂もほんとうに似ています。

7月のセミナー「愛って、何?」というテーマで「異星人」についても取り上げますが、異星人であったことが多い魂ほど「愛着」問題を起こしやすくなっています。
現在の光のコースの受講者さんたちは、みな異星人だった過去生がけっこう多いのですが、特にレプティリアンやドラコニアンだった人生には、誰にも共通点があるのです。彼らの思考形態や感情などは、その星独自のものですが、人間/地球人とは随分異なっていることがわかります。自分の異星人だったときの過去生を思い起こされて、セミナーで一層深めていただけましたら幸いです。


~過去生回帰をしたくない理由~



人によっては問題のある過去生を解放したくない人もいます。過去生回帰を信じないとか、苦手だとかいうのではなく、その人がその問題を解決することを心から望んでいないからなのです。
つまり、その課題や問題を抱えていること自体が、その人の存在する理由となってからです。もしその過去生を解放してしまったら、自分がまったく違う人間になってしまうのではないかとか、自分に影響を与えてきたその過去生を解放し、いなくなってしまったら、これまでとは全く違う生き方をしていくことになるため、それに対する「不安」や「恐れ」を感じてしまうからです。だから現状に「執着」してしまうのです。

執着を手放したくない」「執着していたい」という「思い込みによる確信」というやっかいなものもあります。
「執着を手放したら、先生から忘れられてしまうのではないかという不安があったから」とT君は言っていましたが、「執着すること」と「忘れられる」ということはまったく関係がありません。それは勝手な思い込みに過ぎないのです。

そのことが曖昧であったり、思い違いや思い込みによる正しくない記憶が、独断と偏見で「確信」となってしまう場合があります。
記憶というものは、今自分が置かれている状況に合わせて都合よく書き換えられてしまうという危険性をともなっているのです。

それを意識しているか、無意識であるのかは個々に違いますが、古いエネルギーを纏ったまま、いつまでも同じ関係性を執拗に追い求めるのはもう卒業して、全く違う新しい関係性を築いていくことが必要です。過去はもう過ぎ去ったものであり、けっして戻っては来ないからです。

固体の過去生回帰に協力しない肉体意識には、そういう無意識の「恐れ」が存在していることに気づいていただきたいと思います。

今回は『「完結できていないこと」は「完結できていること」よりも記憶に残る』というタイトルをつけましたが、言い換えれば「実った恋」よりも「実らぬ恋」ほど「永遠に残る」ということなのです。

自分の想いを表現する事の大切さを学んだ」とポノさんは書いておられましたが、皆さんはそれを実行するために生まれてきているのです。
ですから、すべてにおいて、伝えたいことは、伝えたい人に、素直に勇気をもって伝え、出来る限り今生で完結/クリアしていただき、死ぬときに重たい「執着」を残さないように生きていただきたいと切に願うしだいです。

「完結できていないこと」は「完結できていること」よりも記憶に残る』については、次回でも別の人の過去生回帰(愛着問題)から取り上げたいと思っていますので、関心がある方はぜひお読みになってください。

Masako





最新記事