「真実」はその人の「意識レベル」によって異なる その1

2010年06月13日 08:56


★ あなたにとっての真実とは? ★



今、あなたはどんなことを信じていますか? 
どんなことを「ほんとうのこと」だと思っているでしょうか?
何が、あなたにとっての「真実」でしょうか?



★「精神世界」や「自己啓発」に関する本は、現在たくさん出版されています。
このブログを見つけたあなたなら、すでに多くの本を読んでこられたことでしょう。
それぞれの著者はそれぞれ自分が得た「真実」を語っています。
でも、「それがすべての人たちに認識できる真実か?」というと、必ずしもそうではないことがわかります。
どういうことなのか、説明してみましょう。

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あなたは、鳥舎の巣箱のなかで生まれた一羽の小鳥です。


そこには、おとうさんやおかあさん、兄弟姉妹たちも一緒にいました。
とても気が合う鳥もいましたが、何となく気が合わない鳥も、近寄りたくない鳥もいました。
鳥舎のなかには大きな木があって、そこからはたくさんの枝が伸びています。
どの鳥もたいていその「止まり木」に並んで乗っかり、たわいもないおしゃべりをして毎日を送っていました。

あなたはいつも自分の両足を乗せている「止まり木」という一本の〈直線〉が、唯一の「現実」だと思って生きてきました。

鳥舎は網で囲まれています。
そのあいだから外をのぞくと、まばゆい太陽の光のなかで、空をきって自由自在に飛び交う野鳥たちの姿が目に映りました。

耳を澄ませば、風にそよぐ木々の葉のざわめきや、野鳥や動物や人間の子どもたちの声が聞こえてきます。
ときおり風は、どこか遠いところから芳(かぐわ)しい草花や木の実の甘い匂いを、あなたのところへ運んできてくれました。
さまざまな香りが、季節の移り変わりを教えてくれたのです。

みんな何だかとても楽しそうです。
そこにはまだ見たこともない自分の知らない世界が、どこまでも、どこまでも、果てしなく広がっているように思えました。
大空を優雅に旋回している大きな鳥の姿も、ときどき見かけました。
彼らはほとんど羽ばたくこともなく、空中に浮かんでいました。

「どうして、あんなふうに浮かんでいられるんだろう?」

あなたは自分にも彼らと同じ翼があることは知っていました。
お気に入りの止まり木から巣箱までパタパタと飛び移ることくらいはできます。
でも、羽を動かさずに空中に浮いていられることなどできっこありません。

「信じられない!」「ありえない!」

あなたはいつもそう思い直していました。
あなたにとって、それらの映像は「おとぎ話」や「空想の世界」の産物にすぎなかったのです。

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ある日のこと。
あなたがいつものように「止まり木」に乗っかって、網のあいだから外の景色を眺めていると、あなたを見つけた一羽の野の鳥が、「こっちへおいでよ」と呼びかけ、あなたを誘います。
あなたは首をかしげます。どうしたら、外の世界に行けるのかわからなかったのです。

「そんな窮屈(きゅうくつ)なところにいて、毎日楽しいの? ほら、出ておいでよ。扉はあいているのだから」
「えっ? 扉があいているの?」 

とまどっているあなたを見て、野の鳥はいいます。
「よく見てごらん。扉なんか閉じてもいないし、最初からついてもいないよ。きみが自分で扉をつくって、勝手に閉じているだけじゃないの?」

あなたは驚きます。
鳥舎の扉が開いているなんて、今まで気づきもしなかったからです。
目をこらして見ると、たしかに鳥舎には扉など、どこにもついていません。
柵という制限は、自分で創っていただけのことだったのです。
でも、見知らぬ世界への不安と恐れのために、あなたはまだ「止まり木」にしがみついたままです。

野の鳥は語りました。
ありとあらゆるものには「自由意志」と「自由選択」が与えられていて、だれでも自分の思い通りに生きることができるのだということ。
心配はいっさい無用だということ。

不安や恐れは、すべて自分が自分の思いを制限しているところから起こっているということ。

「へえーっ、そうなんだ!」

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未知なる冒険を体験するという勇気を与えられたあなたは、ようやく翼を広げ、大きく羽ばたきます。
生まれ育った場所や親しい者たちへの執着を捨てて、あなたは「止まり木」から飛び立ち、そして野の鳥の後を追って空高く舞い上がったのです。


      空飛ぶわし


あなたは海の上で羽ばたくことなくじっと浮いている鳥をみつけました。
あんなふうに自分も浮いてみたい……。
あなたは自分もできると信じて、思い切って羽ばたくことをやめてみました。

「すごい! ほんとうに浮いているわ!」
あなたは羽ばたきをやめても、落ちていかないことがわかりました。
風が自分のからだを支えてくれることを知ったのです。

鳥は上昇気流に乗ることができます。
それに乗って宙に浮くことができる真実をあなたは体験したのです。

そして、「信じられない」、「ありえない」は、「信じられる」「ありえる」に変わったのでした。


上昇気流に乗り、輪を描きながら、あなたはどんどん空高く昇っていきました。
「えーっ? どうして! 世界はまっすぐにつづいているのではないの?」
下方に見える地平線や水平線を見て、あなたは衝撃(しょうげき)を受けます。

なぜなら、現実は〈直線〉ではなくて、〈曲線〉だったからです。


あなたは野の鳥にたずねます。
「この海の上をずっとずっとまっすぐに飛んで行くと、どこにたどりつくの?」
「また、ここに戻ってくるよ」
「えっ? それって、どういうこと? 世界に『果て』なんか、ないはずなのに」

「昔、この大海原をまっすぐにずっと進みつづけるとどうなるだろうって、考えた先輩たちがいてね、実際に旅に出かけていった」
「それで彼らはどうなったの?」
「彼らはまたもとの場所に戻ってきたんだよ。それで世界は直線ではなくて、曲線で、しかもまるいってことを知ったんだ。
世界が平らで果てがないと信じていたやつらは、途中であきらめてやめてしまった。だから、真実を知らないままなんだ」

「どうして途中であきらめたの?」
「そりゃあ、絶対に果てがないと思い込んでいたからさ」

あなたがこれまで絶対にこうだと信じてきたことが、一瞬にして変わってしまいました。

あなたは〈曲線〉だと思っていた世界が〈円〉だということを知りました。
海の上をずっとまっすぐに進みつづければ、いつかまた同じところに戻ってくるということ、世界は平らなんかではなく、〈まるい〉ということを認識したわけですね。

これまでのあなたは、直線的なものを現実だと思い込んできました。
それがあなた(小鳥)の真実だったのです。
ところが、すべての直線はとてつもなく大きな円の一部分であるにすぎず、世界が一直線上にあるというのは幻想であったことに気づいたのです。


天空へと舞い上がったあなたは、やがて〈円〉がサイクルとなっていることを知ります。
電子は原子核の周りを、月は地球の周りを、地球は太陽の周りを、ある一定の軌道を描いて飛びまわっています。

自然界では、植物の光合成とすべての生物の呼吸のはたらきによって物質が循環しています。
雲から落ちてきた雨粒も、地表から水蒸気となって上昇し、雲となってまた地上に落ちてきます。
生まれたものは滅し、滅したものはまた生まれます。
生物の「生き死に」も「輪廻(りんね)」という輪をめぐり、円環しています。

このように、ミクロの「素粒子(そりゅうし)」からマクロの「宇宙」に至るまで、あらゆるものがぐるぐると輪になってまわっていることをあなたは知るのです。

でも、このように現実が〈円〉を描いて周期的に動いているのだとしたら、同じことを何度も何度も繰り返していることになってしまいます。

「みんな、永遠に堂々めぐりをしているってこと? それじゃあ、いつまで経っても先に進めないじゃないの?」
そんな疑問を持ったあなたは、さらに高いところへと上昇します。
そこであなたはもっと驚く光景を目にするのです。

あなたは、〈円〉だと思っていたものが、じつは〈螺旋(らせん)〉だったということに気がつきました。

〈螺旋〉というのは、円を描きながら移行しますね。
〈円〉のように同じところをぐるぐるまわっているのではありません。
ひとつのサイクルを越えたらつぎのサイクルへと入り、そのサイクルを越えたらまたつぎのサイクルへと、つぎつぎと進化のレベルが高いところへと移行、上昇していくのです。

あなたは、すべてのものが同じ繰り返しをしているのではなく、螺旋状に進化していることを知るに到ります。
「そうだったのか! 宇宙の仕組みって、何てミステリアスなんだろう!」

この時点で、ようやく〈現実のほんとうの性質〉というものを真に理解できるところに、あなたは到達したのです。
でも、「進化の旅」はまだまだつづきます。


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★おつかれさまでした。
「小鳥のお話」はいかがでしたか?
この「小鳥のたとえ話」のように、それぞれが持っている「意識」や「観念」、「固有の周波数」によって、見えてくるものや感じられるものはちがってくるし、現実も真実もそれぞれ異なってくるということなのです。



★真実は、それぞれの人にとって真実と見える(思える)ことでしかありません。

★〈真理〉や〈真実〉が探求者の数だけあるといわれるのは、そういうことなのです。





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