小食は地球を救う―その4 食品をムダにせずゴミを減らそう!

2011年01月31日 13:30


★ 毎日の食料をムダにしていませんか? ★



あなたの家の冷蔵庫には、何が入っていますか?
消費期限や賞味期限が過ぎたもの、いつのまにか忘れられてしまった食品はないでしょうか?
もし期限切れとなった食品があることに気づいたとき、あなたはどうしますか?
捨てますか? それとも、食べますか?


母がまだ元気だった頃、実家に戻るたびに、わたしは冷蔵庫のなかや、食品貯蔵庫の扉をあけて、よく整理をしたのを思い出します。

母は、たくさん買ってきては食べ忘れるのです。
冷凍庫にも、期限切れのものがたくさんつまっていました。
母は、冷凍にさえしておけば、いつまでも新鮮さが保てると思い込んでいたようですが、魚の切り身などは、数カ月も経つと冷凍庫臭などが移ってしまったり、表面が冷凍焼けしたりして、かなりまずくなるものです。数年も経てば、まず食べられないでしょう。
そんな食品が、長い年月保管され、結局だれの口に入ることもなく捨てられていったのです。

★高価なものであっても、それを美味しく食べたり、満足感を味わったりしたのであれば、それは生かされたのですから、問題はありませんが、その存在が忘れられていたり、捨てられたりするというのが一番もったいないですね。食品に対して申し訳ない気がします。

世界の開発途上国では、食料が不足し、分刻みに飢餓で死んでいく人々がいるというのに、(飢餓が原因で1日に4~5万人、1年間に1500万人以上の人が亡くなっており、そのうち7割以上が子どもたちだといいます)日本では飽食状態になっていて、毎日大量の食糧が廃棄されているのです。
この現状を、どれだけの人が把握できているでしょうか?



★ 輸入した食料の3分の1を捨てている日本 ★



日本の食品の約7割は世界から輸入したもので、年間 5800万トンの食糧を輸入しながら、その3分の1(1900万トン)を食品廃棄物として排出しているといわれています。
このなかには、食べられるにもかかわらず捨てられているもの、いわゆる「食品ロス」が約500~900万トン(事業者から300万~500万トン・家庭から200万~400万トン)含まれると推計されているのです。
つまり、輸入までしているにもかかわらず、その食料は食べ残しや食べ忘れ、売れ残りなどでムダに捨てられているというわけです。
(平成21年3月 農林水産省「食品ロスの削減に向けて」参照)

NPOネットワーク「地球村」の記事によりますと、廃棄量は世界の食料援助総量740万トンをはるかに上回り、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵するのだそうです。(食糧の廃棄率では、世界一の消費大国アメリカを上回っている)
また、日本の食品廃棄の半分以上にあたる1000万トンが家庭から捨てられており、家庭から出される残飯の総額は、日本全体で年間11兆円にもなるということ。
これは日本の農水産業の生産額とほぼ同額で、さらにその処理費用で、2兆円が使われているというのです。

また、「日本のゴミ焼却場数はダントツで世界一」で、「これほど多くのゴミを出し、燃やしている国はない」ということです。
一人1キログラムのゴミを毎日出しており、年間で一家庭から1~2トンのゴミが出ていて、ごみ焼却量は、ヨーロッパの環境先進国の10倍以上で、ダイオキシン排出量も世界一」だというのです。


★ マグロの絶滅の危機は日本人のせい? ★



マグロの消費量世界一の国が日本」だということを、皆さんはご存知でしたか?
世界で取れるマグロのおよそ4分の1、あるいは3分の1、また2分の1ともいわれていますが、日本で消費されているのです。(エビの消費量も世界一ですよ!)

日本人はマグロのさしみや寿司が好きなようですが、わたしにはその美味しさがよくわかりません。血なまぐさくて食べる気がしないのです。
ペットフードにもマグロはふんだんに使われています。ほとんどが輸入ものですが。
他の国では食べたくても食べられない人がいるのに、日本の猫ちゃんは幸せですね。

このマグロ漁を減らさない限り、 20年後には絶滅するといわれています。
好きだから、美味しいから、絶滅なんて考えもしないで食べているのでしょうが、日本人はもっと世界や地球や生き物たちに関心をもつべきではないでしょうか。

日本という国があまりにも物質的に豊かであるために、国民は食べたいときに食べたいものを食べることができ、それが普通だと思っています。
しかし、その普通が、普通でなくなるときがやってきたとき、わたしたちはいったいどうするのでしょうか?

★日本の皆さん、毎日のムダ使いに気づきましょう。

買い物に行く前に、冷蔵庫の中に残っている食材の量を確認したり、賞味期限や消費期限を常に点検して、食べきれなかったものは他の料理に作り変えたりして、食材をムダなく使い切りましょう。
そして、多くを買わず、小食を実行して、その分ゴミを減らしましょう。 
気をつけていても、やっぱり食べ忘れていて、結局ゴミ箱に…ということはよくあることです。
でも、捨てる前にもう一度食品を観察してみてください。

皆さんご存じのように、賞味期限は「美味しく食べることができる期限」のことです。
ですから、少々賞味期限が過ぎていても、食べられなくなるわけではありません。
もったいない!」と思ったら、自分の感覚でしっかりと判断して食べることが大切ですね。


わたしも食品に限らず、ゴミをできるだけ出さないことを肝に銘じ、さらに実践していこうと思います。


★下記は、「世界の食料事情」や「私たちの食」について、参考になるおすすめサイトです。 
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)




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