小食は地球を救う―その3 肉食を半減させよう!

2011年01月30日 15:00


★ 前兆・しるしに気づきなさい! ★



最近また鳥インフルエンザが発生していますね。
農水省は、愛知・豊橋市で発生した鳥インフルエンザウイルスは「強毒タイプ」で、宮崎県や鹿児島県で検出されたウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルス)と99%以上一致したと発表しました。

宮崎県の川南町の養鶏農場の鶏は、9万2000羽が殺処分されることになり、派遣された自衛隊員などによって、29日朝から殺処分にあたり、延岡市の農場でも、市の職員など約200人が鶏6600羽の殺処分をおこなったということです。
宮崎県では、昨年(2010年)の3月頃から牛、豚、水牛の口蹄疫病が発生して、同年の7月4日の終息確認までに、28万8643頭を殺処分するという悲しい出来事があったばかりです。

牛、豚、鳥の被害ばかりではありません。
今年(2011年)1月26日の新燃岳の噴火の影響で、宮崎県では29日も火山灰が降り続き、火山灰による深刻な被害を受けています。 新燃岳のふもとにある宮崎県高原町では、噴火の影響で火山灰が町全体を覆っているということですが、作物にもかなりの被害がありそうです。

「泣き面に蜂」というのは、このことですね。
「なぜ、こんなに宮崎県に集中して不幸が重なるのだろう?」と不思議に思っている人たちがいるかもしれませんが、これは大きな「しるし」なのです。
あまりにも県民の意識が低いために、自然は「これでもか、これでもか」と気づかせるために現象を見せているのです。でも、まだ気づかないのです。

★たとえば口蹄疫が流行した際、彼らが牛や豚たちにおこなったことを考えてみてください。
病気にかかっていない牛や種牛までワクチン接種をして、そのワクチン接種をした牛をすべて殺処分しましたね。
国の要請があったと言えども、それを最終的に承諾したのは当事者たちです。


★ 人が食べても大丈夫な牛をなぜ殺すのか? ★
  ―口蹄疫に感染した牛を殺処分する理由



★口蹄疫にかかった牛肉や豚肉を食べても、牛乳を飲んでも、人が口蹄疫にかかることはないといわれています。それなら、なぜ殺さないといけないのでしょうか? 
そんな疑問を抱いた人は、きっと少なくないと思います。

口蹄疫はインフルエンザと同様に「伝染性ウイルス」なので、接触や空気感染などで広がってしまいます。
それで感染拡大を抑えるために、他の牛にも口蹄疫のワクチンを接種します。
しかし、ワクチンを接種された牛も、最終的には殺処分されるのです。
「もし全頭処分しなかったら、口蹄疫の感染は確実に拡大する」というのが、専門家の主張です。

まだ感染していない牛にワクチン接種をした上で、殺すというのは酷すぎるんじゃないかと思いますね。
当時わたしはそのことに大きな疑問を感じていました。
これを人間に当てはめたら、どうだろうかと思いました。
インフルエンザに罹った人やその周囲にいた人たちは、すべて隔離され、インフルエンザのワクチンを接種し、その後全て殺されるとしたら?
これと同じことを牛や豚におこなっているということです。

同じ部屋にいても、インフルエンザに罹る人とそうでない人がいるのは、だれでも知っていますね。
ウイルスが体内に入ったからといって、インフルエンザにかかるとは限らないわけです。
つまり、ウイルスだけが病気をおこすわけではないということですね。

過去記事「 病気を起こす原因―ふたつの論争 」に、パスツールの「外部病原説」とクロード・ベルナールの「内部環境説」について書いていますので、お読みください)
病気を起こす原因―ふたつの論争

専門家によると、感染した牛はワクチンを接種しても、ウイルスが残ったままの「キャリアー牛」となるということ、また、ワクチンは、ウイルスを死滅させたり、感染を完全に防ぐものではないので、最終的には殺処分が必要なのだというわけです。
口蹄疫に感染した種牛を殺処分する理由は「精液にもウイルスが含まれるため」だそうで、結局感染していない種牛まで殺してしまいました。

全頭処分にした理由は、日本が口蹄疫ウイルスのない「口蹄疫清浄国」であり、「ブランド和牛」など高品質の畜産物の産出国であるからのようです。 
口蹄疫が発生すると、感染した牛や豚による畜産物の品質が低下する(商品価値が下がる)だけでなく、(口蹄疫は感染力が強いため)発生国の畜産物には、厳しい制限のある輸出規制をかけられてしまうというのです。
国内の畜産物市場や輸出に至るまで、経済的な大打撃が生じることから、畜産業を守るために厳しい対策が酪農家に義務づけられているということなのです。


★ 口蹄疫で殺された牛の嘆き ★



これは、牛や豚の命のことよりも、経済的に損をするという非常に打算的な考えに基づいているということにほかなりません。
大切に育てた牛を、つぎつぎと殺さなければならなかった畜産農家の人たちの悲しみは、わからないでもありません。でも、結局のところは、遅かれ早かれ、その牛たちは死ぬ運命にあったのではないですか? と、わたしは言いたいのです。
かわいそうなのは、そういう目的のために飼われていた牛たちです。
畜産家が何のために牛を飼っているのかといえば、その牛の肉を売るためです。
美味しく食べてもらい、商品価値が上がるように、手をかけてブランドの牛を育てていたのにすぎません。
つまり、お金のためです。
もし、真に牛を愛していると言うのなら、牛でお金儲けをするのは、もうやめたらどうですか? と言いたいのです。
処分されることが決まった牛が連れて行かれる日の朝には、牛は涙をためて鳴くといわれていますね。
いつかは殺される運命にある牛を、手塩にかけて育てるということ自体が、その神経が、わたしには理解できないのです。

★畜産家たちは、殺した牛たちを、そのあとなぜ食べてあげなかったのでしょうか? 
人間には感染しないのだから、自ら率先して食べてもよかったのではないか」と、わたしの長女は言っていました。
涙を流しながら、ありがたくその肉をいただくのです。
また、ブランド牛を安価で提供すれば、肉好きの人たちは喜んで食べたでしょう。
そうすれば、牛たちも無駄死にをしなくてすんで、人間を許してくれたかもしれません。

人間に食べられたのならまだしも、健康な牛までむやみに殺処分されたのです。
土のなかに埋められた牛たちの怒りと悲しみ、人間に対する恨みと嘆きを、畜産家は感じなかったのでしょうか?

経済的な打算ばかりが目の前にちらついて、牛たち(豚や鳥なども含む)の命の尊さ・重さを考えてみることのできない国々や人々…。
もうそろそろ気づいてもよいのではないかな? と思います。

日本には、日本の風土に適した食の歴史があります。
日本人は仏教の影響で、長い間動物の肉を食べませんでした。
本来、肉食は日本人には向かないのです。

ところが、戦後欧米化が進行して、日本人の食生活は穀類中心の食事から肉類中心の食事へと急速に変化しました。
その結果、腸内バランスを崩し、それまで日本人にはほとんど見られなかった大腸ガンや乳ガン、前立腺ガンなど、欧米に多いガンが増加するようになったのです。

(過去記事 ★アセンションに向けて―浄化と周波数を高める方法 ★ガンになる原因―さまざまな見解 参照)


肉食を半減させれば環境問題が解決される



アメリカと日本の「狂牛病騒動」を契機に、「肉食半減のキャンペーン」を世界各地で実行することを提案し、公演活動を続けた人がいました。前回ご紹介した(故)甲田光雄氏です。

甲田氏は、
いま、世界で生産されるトウモロコシの量は年間6億トンで、そのうちの4億トンが牛などのエサに使われています。
もし、肉食半減のキャンペーンが成功すれば、4億トンの半分、つまり2億トンのトウモロコシが節約できることになります。
肉食の半減が、将来の食料問題解決策にもなります。
また、牛が呼吸で排出するメタンガスも地球の大気温度を上昇させる元凶になっていますが、牛の数を減らせばメタンガスも減り、環境問題の改善にも役立ちます

と、訴えられたのです。

どんな理由からでもよいのです。
皆さんも、肉を食べるのを半減してみませんか?
それは、まずあなたから…。 (つづく)




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