死後マイヤースが見た世界と「類魂説」について

2010年10月31日 20:00


★ 死後マイヤースが見た世界 ★



マイヤースの類魂説を語る前に、彼が示した「七つの世界」について、簡単にお伝えしておきたいと思います。
マイヤースは、死後各自の魂が、順次に通過する世界を7つに区分しています。
浅野氏はこの分類に対しては多少無理があるとして、自分なりの分類法に割り当てたものを記していますので、浅野氏の分類も記載しておきます。


★マイヤースの分類 (カッコ内は 浅野和三郎の分類 )
★1 物質界 (1 物質界 主として欲望の世界)  
★2 冥府または中間境
★3 夢幻界(常夏の国)(2 幽界 主として感情の世界)
★4 色彩界 (2 幽界 主として感情の世界) 
★5 光焔界 (2 幽界 主として感情の世界) 
★6 光明界 (3 霊界 主として理性の世界)
★7 超越界 (4 神界 主として叡智の世界)

(*これら各界の中間には、すべて冥府または中間境があるとマイヤースは述べる)

永遠の大道』とともに浅野氏によって翻訳された『個人的存在の彼方』の箇所で、マイヤースは自分のことを「第4界(色彩界)に達したまでの新参者」だと語っていることから、彼はこの第4の界層で見聞した様相を伝えているものと思われます。


★ マイヤースの類魂説 ★ 
   
   
   類魂はこれを単数と見れば単数、
   複数と見れば複数でもある。
   すべてに共通する。
   『霊(スピリット)』の力によって、
   同系の『魂』たちが一つに集合するのである。
                      マイヤース




★彼は「」と呼ぶ「本体部分」と、「同系の魂たち」 と呼ぶ「分身部分」をひとまとめにしたものを、「類魂 グループソウル」と言っています。 

(マイヤースが「」と呼ぶ「本体部分」のことを、浅野氏は「本霊」と訳しています)

マイヤースが「第6界」と呼ぶ世界に存在するひとつの「本霊」が、自分から分かれた同系の複数の魂、すなわち自分の「分霊」を多数養っていて、ひとつの集団を形成しているということです。

その「本霊」が養っている「同系の魂たち」の数は、20の場合もあれば100の場合もあり、1000の場合もあり、その数は決して一定していないと言います。

おそらく基本的に類魂の小集団が無数にあって、それらが集まってつぎの次元の類魂の大集団を形成しているのではないかと思われますが、その詳細については書かれていません。



★ マイヤースのいう「カルマと誕生」について ★
     ―あなたの前世は、あなたの類魂の地上生活を指す―




★つぎに、マイヤースは「現世生活は自分の生活であると同時に、また自分の生活でない」と言います。
自分の前世とは、自分と同一系の魂の一つが、かつて地上に送った生涯を指す」と言うのです。 
そして、それが今生の自分の地上生活を基礎づけることにもなるとして、仏教徒がいうところの「カルマ」とはちがうとして、つぎのように述べています。

たいがいは自分自身の前世のカルマではなく、自分よりはずっと以前に地上生活を営み、自分の地上生活の模型(枠組み)を残してくれた、類魂のひとつがつくったカルマなのである。
よって、自分自身もまた、自分の地上生活によって、同系の他の魂に対しての模型を残すことになる。
かくてわれわれは、いずれも独立的であるが、同時にまた、種々の界で連携的に働いているところの、他の類魂の強烈な影響を免れないのである。

私自身は決して二度と再び地上に現われることはない。
が、自分と同系の他の魂は、
私がかつて地上で制作した同一模型、
カルマのなかに入ることになる。



★わたしという人間は、自分の類魂が前世でつくったカルマによって、今回この世に生まれてきたのであり、次回生まれる類魂は、今生でつくったわたし自身のカルマによって地上に出てくるということになります。

「自分自身がつくったカルマを、自分自身で解消するために生まれるのではない」ということですから、「仏教で説くカルマ説」とは確かに異なっていますね。

わたしたちが生まれたときに「不公平」、「不平等」と思える境遇があらわれるのは、この「類魂説」をもって納得がいくのだとマイヤースは言うわけです。



★ 類魂の進化 ★


マイヤースが言う「類魂の進化」について、簡単にまとめると、下記のようになります。


【一個の中心霊】→「第6界」に存在し、白光に輝いている。

→いくつかの魂に分かれる。  

→分かれた魂たちは、それぞれ異なった時代に地上生活を営む。

→つぎの魂が、前の魂が残したカルマのなかに入る。
 (地上に誕生)

→霊的進化の各段階に置かれた魂たち同士のあいだには反射作用が生じる。
 (連帯責任をもっている)

→所属の一切の魂たちが進化し、全員が「第5界」に到達すると、融合する。
 (個性=全性、差別=平等となる)

→この段階で全員「第6界」に前進する資格ができる。
 (ここで魂たちは再び冥府に入る)

→「第6界」の存在の目的は「一神多神一霊多魂」の同一化の完成。
 この目的が達成されると、個々の生命を包含する霊は、首尾よく彼岸の神秘のなかに入り、人生究極の目的である無上智の進化を成就する。

→「第6界」から「第7界」への進入は、物的宇宙からの脱出である。
 ここでは、再び上昇か下降かの選択をする。
 ここに入る魂は、真の彼岸に入り、神、宇宙の本体と一体となる。



★マイヤースは、他の魂たちが地上で体験してきたことを類魂同士で共有するため、必ずしも同じ魂が幾度も地上生活を送る必要はないと言っています。

但し、地上で全く物質的な生活をおくった人々、まだ動物的な段階にある人は、ほとんど例外なく再生するとし、その回数は2~9回くらいで、100回も生まれ変わるということはないそうです。

「本霊」は、分霊たちをできるだけたくさん地上に送り、彼らが体験したことを霊的世界に持ち帰ってくれれば、 そこにいるだけで誕生する必要はないということになりますね。

この「分霊たち」が地上に生まれてさまざまな体験をすることを「本霊」は望んでおり、彼らがそれぞれ体験して持ち帰ったものを共有して進化していくという方法をとっているわけです。



★ 魂が進歩するにつれて
         類魂の真相が明らかになる ★
 
   

   死後の世界において、
   しだいに進歩を遂げれば遂げるほど、
   一層この類魂の存在を自覚してくる。
   
   第4の世界に到達したときに、
   各自は初めて類魂の真相がわかりかけ、
   その結果一大変化を遂げることになる。  マイヤース




マイヤース自身がまだ進化途中であるので、『類魂説』も彼の魂の次元が上昇するにつれて、今後変容する可能性が出てくるかと思います。
ですから、この本に書かれていることに固執せず、柔軟に理解することが必要です。

マイヤースの類魂説』については、ブログやホームページなどでも多々扱われており、マイヤースの「霊界通信の内容」も、詳細に記載している方々がいらっしゃいますので、関心のある方はそちらのほうもお読みになるとよいかと思います。
知るほどに疑問点が出てくるはずですから、その疑問は疑問として大切にとっておき、自分が「あの世」に行った際に検証してみることが必要なのではないかと思います。


ハート
マイヤースはマイヤースの世界に生きています。
わたしはわたしの世界を生き、あなたはあなたの世界を生きるのです。
各人各様で、千差万別の世界です。
でも、最終的にはみな融合し、一体となるのです。
一にして多、全体にして同時に個体」という仕組みは、
すべての界層に貫かれています。

あなたはわたし」で、「わたしはあなた」という世界は、
今ここに、わたしたちの前にも開かれているのです。






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