神秘の世界を究明する―「空」の正体 その2 (改訂版)

2010年10月17日 23:00


★ 「空」の正体 その2 ★



先日は、「空の正体」は「不可視のエネルギーの渦」であり、この「空の世界こそがほんもので、実在する」というお話をしました。

この(kuu)ですが、どんなふうに訳されているのかと気になって、Googleの翻訳機能を使って英訳版を読んでみたのです。
なぜなら、海外からの訪問者がけっこうおられて、その多くは英文で読まれていることを知っていたからです。
それで調べてみたのですが、驚愕の事実を発見してしまいました。


★ 海外の方へ 翻訳を読む上での注意 ★
 



前回の記事には、空(kuu)をsky、色(siki)をcolorと訳されていました。

★空(kuu)は、訳すことがむずかしい深遠なことばです。
ですから、訳さず、そのまま「」という漢字を使用するのが、一番問題がないと思います。

★原語はシュンニャ(Sunya)ですが、英語にはそれに相当することばがありません。
英訳では、たいていEmptyとなっています。
Emptyは「からの」とか、「…がない」とか、「虚空、むなしい」という意味ですから、どちらかというとネガティブなイメージがします。
わたしのそれのイメージは、もっとポジティブなものなのです。
今のところ、"Space"がもっともイメージが近いかと思います。(ここで言うSpaceは、空間、宇宙、無限の広がり、という意味)
もし、もっとふさわしい単語があったら、ぜひ教えてください。

驚いたのは、鴨長明(かものちょうめい)の箇所です。
「鴨長明」とは、人名です。
読み方がわからない人のために、読み仮名をつけておいたのですが、
そこには、鴨長明(Niece of the butterfly may be)と記されていました。

何と不可思議な訳だこと! 
欧米の人なら、 "Oh my god!"とか、"Unbelievable! "とか、言うところでしょうか。 
それで急きょ「改訂版」を更新したというしだいです。(苦笑) 

前回読んでしまわれた方は、再度最新の「改訂版」をお読みくださると幸いです。
というわけで、海外の人にはさっぱり意味がわからない文章が、ほかにも多々あると思われます。

わたしは英語は苦手なので、英語で書くわけにはいきません。(ごめんなさい)

深遠なことばを理解すること自体、とてもむずかしいのです。
それを、だれにもわかるように表現することは、さらにむずかしいことです。

一番やっかいなことは、書き手の意図が正しく伝わらないことや、誤解されることです。
全くちがった意味に解釈されることは、危険でもあります。
前途多難ですね。 
よって、翻訳版を読まれる方々は、わけのわからない箇所は飛ばして読まれることをお勧めします。


sea


☆ 海のなかには、何がある? ☆    
   

   神秘を内包した広大な海…。
   地球が青く美しいのは、海が存在しているからですね。
   この海のなかには、いったい何が存在するのでしょう?

海の魚


   大小種々さまざまな魚たち、貝類や海草類など……。
   生き物たちがいっぱいいますね。
   すべてのものは海から生まれたというほど、海は生命力で満ちあふれています。


   この海の水は増えもせず減りもせず(不増不減)、
   きれいなものも汚いものも併(あわ)せ呑みます。(不垢不浄)。
   ただし、人間が海に棄てた不要な物品などは、
   波が運んできて容赦なく浜へ打ち上げてしまいますが…。



あらゆるものが空=無限の空間から生まれている


空=無限の空間も同じです。
あらゆる生命が「海」から生まれているように、あらゆるものが「無限の空間」から生まれているのです。

「空間」の中身は、決して空っぽなのではありません。
すべての生命、物質を生み出す大いなるエネルギーが、いっぱいつまっているのです。

「空間」を「無」、すなわち「実体がないもの=何も無い」、というふうに解釈してしまうと、つじつまが合わなくなってしまいます。

インドの神秘家 OSHOラジニーシは、そのことを適切に語ってくれています。

   
   空(kuu)はほんとうに空(kuu)なのではない
   むしろ、それは〈すべて〉なのだ
   
   それは消極的なものではない
   むしろ、それは積極的なものだ

   あらゆるものはそこから生まれ
   あらゆるものはそこへ還る

   それはいっさいの存在の源であり 基底なのだ

   だから、わたしが空と言うとき
   それはけっしてただの空ではない

   わたしの言う空は 何かの不在ではなく
   空そのものの現存をさす

   そして、いまのあなたならそれが理解できるだろう
   なぜならば、あなた自身がそのなかにおり
   また それがあなたのなかにあるからだ 




   そのなかに生きているにもかかわらず、
   あなたはそれに触れることができない

   けっしてそれなしでいられないにもかかわらず
   あなたはそれを見ることができない

   あなたはそのなかに存在する
   ちょうど魚が海のなかに存在するように
   あなたは空間のなかに、
   シュンニャのなかに存在するのだ   


空と海


★過去記事「宇宙のあらゆるものに『意識』と『意志』が働いている」で、「中性子=意識」、「陽子=意志」であり、物質のすべてが「意識」と「意志」で構成されているというお話をしました。

宇宙の存在物のすべてに分子があり、原子があり、原子核(中性子&陽子)があり、その原子核の周りを電子が回っているのです。
その中性子や陽子や電子は何でできているかというと、「クォーク」と呼ばれるエネルギーです。

クォークとは、ほんとうは宇宙語で〈カウ CAU〉といい、〈オクツトップ OCTSTOP〉という物質が回転運動をして、クォークというエネルギーを生み出し、これが宇宙に充満しているというのです。

その回転半径は非常に小さくて、球体の大きさも極小なので、地球上では測定が不可能なのだそうです。
つまり、ほとんど「無い」という状態のものが、宇宙に充満しているということなのです。(足立郁郎著 『波動の法則』参照)


★宇宙の仕組みは、「物質が回転運動をしてエネルギーを生み、エネルギーが回転運動をして物質になるという繰り返し」で成り立っているわけですね。

このことから、「不可視のエネルギーの渦」が、「すべての物質を創る源」となっているということがわかってきます。
そのエネルギーの渦を「波動」と呼んでもいいでしょう。


波動はすべて、宇宙意識の一部であり、あらゆる自然力、あらゆる物質は波動という形で存在する
と、エドガー・ケイシーも言っています。


★「空の正体」は、創造主の「意識」と「意志」がびっしりとつまっているエネルギーの渦
すなわち「何ものにもなりうる可能性を秘めた回転するエネルギー」ということなのです。
 



空と海


☆「般若心経」の「」について、平安時代に真言密教を説いた僧、弘法大師空海(くうかい))さんは、「水波の不離に似たり」という一言で説明し終わったといわれます。
「水と波の不離」は、前回語った「海と波の不離」と同様の関係ですね。
空海」というお名前にも、そんな深遠なる意味が内包されているのでしょうか。 





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