春の訪れを待つ

2012年01月15日 00:00


★ 2012年を迎えて ★




富士山


新しい年を迎え、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

早々と年賀のご挨拶を《拍手コメント》からくださった方、ありがとうございました。
《拍手コメント》からいただいた方には返信ができなかったため、
この場を借り、下記の記事にてお返事とさせていただきます。

感謝の気持ちをこめて、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




門松(正月)は 冥土の旅の一里塚 
めでたくもあり めでたくもなし



これは、一休禅師の有名な詩ですね。

一休禅師は元旦早々に人間の頭蓋骨を振りかざし、
「ご用心! ご用心!」と大声を出して、街中を歩きました。
そのときに、上記の詩をうたったと伝えられています。

お正月が来くるたびに、わたしたちは「おめでとう!」と言葉を交わし、
ご馳走を食べ、酒を飲み、新年を祝いますが、
果たしてほんとうにおめでたいのかどうかはハテナです。

一休さんから見れば、正月が来るたびに歳を取り、死に近づくというのに、
夢に酔いしれて浮かれている人々はひどく愚かに見えたのでしょう。

人生はすべて夢まぼろしの連続なのだということを、
骸骨になる前に早く気づけよ!
いつまで酔いしれておるのか!
眼を覚ませよ!
と警告したわけですね。

お正月が来ると、この詩が思い起こされるのですが、
特に今年はこの感がつよかったように思います。
2012年人類滅亡説がまことしやかにささやかれるまでもなく、
人類にとっておそらく大変な年が来ると予想されるのに、
おめでたくもないでしょうと。

何十年も続けた年賀状も、いつの頃からか送らなくなりました。
定形で印刷されてくる年賀状などはまるで胸がときめかず、
「わたしはわたし自身にしか表現できない内容を書いて送ろう」と、
一枚一枚心をこめて書いていた若き時代がなつかしくもあります。



★ 天変地異とは? ★



天変地異」という言葉があります。
この言葉の意味はだれもが知っておられるでしょうが、実際はあまりご存じないのでは? と思います。

天変地異」は天災ではありません。
いわゆる天が起こす災難ではないということです。

天が変わるので、地が異なってくる。
つまり、「天の意志(エネルギー)が変わることによって、地上もそれに従って変化しますよ」ということなのです。
ですから、それに伴って生じてくるものは、災害ではなく、現象と考えたほうが自然です。

天変地異」とは、天と地の表現なのです。



水仙



★ 真の「禊はらい」とは? ★



神道には(みそぎ)という言葉がありますね。
(みそぎ)とは、穢(けが)れを祓(はら)うことです。

新しい種を播く前には、地面を掘り返し、しっかりと耕す必要がありますね。
一度大地を大きく混ぜて、きれいに整えなければならないということです。
創造は、破壊の後におこなわれるのです。

同様に、「わたしたちのつくってきた数多の穢れは、禊はらいをする必要がありますよ」ということです。

「禊はらいって、どうしたらいいの?」とあなたは思うかもしれません。
ただ、単に冷たい水を頭から何度もかぶったり、海や川の中に入って「禊の言葉」を唱えたりすることではありません。そんなことで容易にはらえるのなら、皆さん、遠の昔に清浄になっていますよね。

真の禊はらい」とは何か?
それは、「人間の欲望を捨てる」ということなのです。

日本神話に登場するイザナギは、妻のイザナミに先立たれ、恋しくて黄泉まで追いかけていきますが、そこで朽ち果てた妻の姿を見て、恐ろしさのあまりに逃げ帰ります。
そして、イザナギは「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で禊はらいをおこなうのです。
彼は禊をする前に、着ていた衣を脱ぎ、身に着けていたものをすべてとり外します。
その行為ですが、それはいったい何を表しているのでしょうか?

禊(みそぎ)とは、身(み)を削(そ)ぐということ。
彫刻さながらに、無用のものを削り落とすということです。
そして、身をすすぎ、汚れを洗い流し、宇宙の大生命の流れに身を任せるということです。

自分自身のプライドというもの、人間としての価値観、名誉欲、金銭欲などの欲望の数々…。
死後の世界までも追いかけていく「愛情」という名の感情的な執着。
愛着も欲望のひとつなんですね。
そういったものをすべて捨て去ること。
自分が生まれてから身につけた一切のものを投げ捨てることを意味するのです。
そして、裸の身ひとつになることで、生まれたときから宿っていた「天性の才能=自分の全能力」のみを残すのです。

欲望のすべてを解き放ち、本質的なものに立ち返ること。
それがほんとうの意味の「禊はらい」です。




梅



★ 春がいつ訪れるかは、わたしたちの心しだい ★


  
災厄は、禊とともに人を磨く術なのです。
ですから、恐れてはいけません。


眼を覚ます者の道は、必ずひらかれます。
天地は、自ら光をとりもどした人をたすけるのです。

どうか、これからの時代をけっして恐れず、
欲望を削ぎ落して、
み霊(たま)を磨き、
清らかに生きていってください。

春を喜びに満ちて迎えられるかどうかは、
わたしたちしだいなのです。




★ 新ブログのお知らせ ★



「思いの制限をひらく」に代わって、来月新しいブログが生まれます。
管理者は「光の仕事人」ではなく、新しくそのタイトルにふさわしい名前で登場します。
それはご訪問の際のお楽しみです。

タイトルは 光の花束〈不滅の詩〉
すべての束縛から解き放たれ、自由の境地を楽しむために、
珠玉の詩の数々をあなたに贈ります。





      1月の花
 
   

     
        ~今までたくさんの愛をくださったあなたへ~

        ありがとうございました。
        あなたと再会できますことを楽しみにしています。
        2月4日 立春の日に        
        
        合掌

                 2012年1月15日  光の仕事人






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