風のように去りぬ

2011年12月30日 01:25


☆ 風のような人に ☆




かぜふく
きえし かがやきを
ふきそよがして ひかりゆく
のはらいちめん かがやかに
てりかがやかし
わすれゆく




風のように去りぬ



これは北原白秋の詩です。
彼の詩は若い頃に読んだことがありますが、記憶にはあまり残っていないのです。
ただ、これだけは20代の頃からずっと覚えていて、今も好きな詩です。


風が吹いてきた。
その風が、消えてしまっていたかがやきを
吹きそよがして、もう一度光らせた。
そうしたら、野原一面が光かがやいてきた。
野原一面を照りかがやかせて
風は行ってしまった
光かがやかせたことなどはすっかり忘れて
どこかへ吹きすぎていってしまった。


そんな内容ですね。

白秋がどんなことをイメージしてこの詩を創られたかわかりませんが、この「野原」というのは、わたしたちひとりひとりの「こころの野原」であるととらえることができます。
この「きえしかがやき(消えてしまった輝き)」というのは、何のことでしょうか?

あのときはよかった、昔は幸せだった、希望に満ちていた。
でも、今はそうじゃない。
そんなふうな、とても悲観的になった人生を感じさせられますね。

ある日、大きな津波が来て、家や家族を波ごとさらって行ってしまった。
自殺を考えるほど気が沈み、生きた心地がしない毎日。
明日の糧を得るためには働かなければならない。でも、仕事がない。
お金を稼がなきゃ、どうにもならないじゃないか。
お金が無ければ、どうにもならないじゃないか。
世の中はやっぱりお金じゃないか。

だれも愛してくれない。
人間なんて信じられるものか。
こんな世の中で生きていたってしょうがないじゃないか。
いったい何がおもしろいのか。
なぜ、自分はこんなに苦しみながら生きてゆかねばならないのか。
いっそのこと、日本なんて沈没してしまったほうがいい。
世界が壊滅してしまったほうがいい。
人類なんて滅亡してしまえばいいんだ。
こんなくだらない世の中を創ったやつはだれだ。
こんな世界でいつまでも生きていたくなんかない。
バカやろう!


枯れすすきの原.



そんなふうに希望や歓びをすっかりなくし、世間への恨みつらみで自暴自棄となり、萎れ、枯れてしまった人のところに風がスーッと吹いてくるのです。

いろんなネガティブなことを考えて、頭の中で堂々巡りをしてはいても、深いハートの奥では、やっぱり愛がなければ寂しいよ、愛がなければ生きてはいけないよ、やっぱり人と調和したいよ、人を大切にしたいよ、人を愛したいよ、生きたいよ…と思っているのです。

そんなあたたかい気持ちが自分の中にまだ残っていることを、吹いてきた風がじんわりと思い出させてくれるわけですね。
今にも消えそうな心の火種にポッと火をつけて、明るく光かがやくように燃え上がらせてくれるのです。



輝く野原



★ 風とは何か? ★



ディズニー映画で、「ラマになった王様」という長編アニメーション作品があるのをご存じでしょうか?
ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦」とともに、わたしはそれらの作品が大好きで、見るたびに子どものように笑い、感動の涙を流しています。

そこに登場する富と権力と美貌を持ったクスコという若い王様は、傲慢で、わがままで、気まぐれで、気に入らないとすぐに家来をクビにする無慈悲な性格でした。それで、自分がクビにしたイズマという相談役の老婆から恨まれ、毒殺されそうになるのですが、イズマの手下だったクロンクが毒の瓶をまちがえたため、ラマになってしまいます。

しかし、優しくて気のいい農民パチャといっしょに旅をすることで、しだいにクスコは目覚めていくのです。

もし風が、クスコのような「自己奉仕型人間」のところに吹いてくれば、「やっぱり自己中心的ではいけないな」とか、「やっぱり人には思いやりをもち、やさしくしないといけないな」とか、考えるようになるのです。

もし風が「自殺願望者」のところに吹いてくれば、「やっぱりもう一度生まれ変わったつもりで生きてみよう」とか、「やっぱり希望は失ってはいけないんだ」とか、「人生は思いようによっては、悪くないかも…」とか、考え直すようになるのです。

「ラマになった王様」に登場するパチャやクロンクは、多分に風のような性質をもっているキャラクターだとわたしは感じています。
(子どももおとなも楽しめる作品です。ぜひご覧ください)


日本の詩人は「愛情」のことを「」で表現するのだそうですが、風は「如来如去」そのものだと思うのです。

真如から来て、真如へと去っていくもの
それが、「如来」です。
如来」とつく仏さまは、みな風のような存在だと言えるでしょう。

あなたもそんな「如来」になっていただきたいし、わたしもそうありたいと願っています。




風と光




★ 「思いの制限をひらく」に
          ご参加くださった皆さまへ ★



さて、このブログも、今回でとりあえず終了させていただくことに致しました。
来年のことは来年にならなければわからないので、今は何とも言えませんが、
もしどうしても皆さんにお知らせしたい情報が生じれば、そのときは更新するつもりです。
(別ブログのご案内をすることがあるかもしれません)
ですから、もしかしたら、知らないうちに新しい記事が載っている可能性があるかもしれませんので、たまに訪問してみてくだされば幸いに思います。

また、「気づきのコース」の「数秘リーディング」につきましては、真剣に自己を知りたい人(気づきの準備ができた人)のために継続していきたいと思っております。
(新しい訪問者さんは、カン違いされることがとても多いので、全記事を読んでいただくことを前提としております)

この「気づきのコース」における「数秘リーディング」は、ただ単に数秘の結果をお知らせするだけではなく、結果後も、質疑応答などのメール交換を通して、さまざまなことに気づいていってもらうためのものです。
最初にかかる数秘リーディングの料金(5000円)は、光の仕事人が希望者に対して、リーディングをした結果をまとめる労力と時間に対していただいているもので、その後の質疑に対するお答えやレポートに対するコメントなどはすべて無料奉仕で行なっておりますので、その旨ご理解くださいますようお願いいたします。
(詳細は、カテゴリ 光の仕事人の「気づきのコース」をご覧ください)

来年も、アンケートは引き続き掲示しておきますので、ご利用ください。



光



☆ 気づきの拍手に祝福を! ☆



現在(2011.12.30.00:30)において、述べ人数167418人の訪問者のなかで、「気づきの拍手」をされた数が8211となっております。
この中には、何十回も拍手をしてこられた方々がいらっしゃると思われますが、その多くの気づきに対して、光の仕事人も、その方々の内なる神とともに歓喜し、祝福の拍手をさせていただきたいと思います。

また、さまざまなコメントや拍手コメント、アンケートを送ってくださった方々にも、お互いの学びの機会を与えていただき、心から感謝いたします。ありがとうございました。
また、皆さまから発せられたネガティブな思いもポジティブな思いも、全て統合し、「赦しの祈り」で清め、消し去りたいと思います。

どうか皆さまも、過去記事に書きました「赦しの祈り」を唱え、今年あった出来事をきれいにリセットしてください。


ハート

  明日のことを思わない
  この瞬間に生きている
  純真無垢な
  花のように
  今ここを生きよう

  野を吹きわたる
  風のように さわやかに
  人の心に きよらかな火をつけて
  光かがやかせ

  すべてを忘れて
  吹きすぎよう

  如来のように


       はす
           意識(周波数)の最も高い白蓮  
                        撮影 光の仕事人





      2012年があなたにとって飛躍の年となりますよう
      お祈りいたしております。

      合掌
  
      愛と感謝  光の仕事人 







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