許しと癒し―ミッチェル・メイ氏からのメッセージ

2011年02月15日 10:40


皆さんは、アメリカのミッチェル・メイという人をご存じでしょうか?

彼は現在全米で五指に入る著名なヒーラーです。
自然療法医の資格と心理学の博士号をもっていて、シナジーカンパニーの創立者でもあります。

21歳のとき、彼は旅行の途中で対向車に激突され、足の方から押しつぶされました。骨は40か所も砕け、肺は破裂し、7センチほどの骨片は右足から飛び出していたのです。

彼は事故現場で死亡を確認されましたが、数日間生死の間をさまよい、その後意識を回復しました。
医師から右足を切断しなければいけないと告げられたミッチェル氏は、それを拒否しました。感染症で高熱にうなされ、瀕死の状態だったにもかかわらず、医師たちは彼に足の切断を説得することはできなかったのです。

二度と自分の足で歩くことはできない。ミッチェル氏はそう告げられました。
しかし、4年後彼は自らの足で歩いていました。彼の骨や組織、神経は再生され、事故で重傷を負った足も、不自由なく歩けるほどに回復していたのです。

彼の主任整形外科医だったエドガー・ドーソンは「一言でいうなら、まさに奇跡ということです。あれだけの深刻な傷がここまで癒えることはまずありえません。決して起こり得ないことなのです」と言っています。

ミッチェル氏の復活の物語は、ジャック・グレイという傑出したヒーラーの出現から始まりました。
ジャック氏は現代医学の枠組みにとらわれず、あらゆるヒーリングの技法を駆使しました。激しい痛みからくる心身の麻痺状態から救い出し、ミッチェル氏の内なる治癒力を深く信じることができるように導いたのです。
その後ミッチェル氏はジャックの弟子となり、継承者となります。
そのヒーリングの方法をほかの人々に施すために。
(ステファニー・ハイラー&ミッチェル・メイ著「癒すこと、癒されること」参照)


わたしはミッチェル氏のシナジーカンパニーで作られたオーガニック製品を、何度か購入したことがありますが、こういう人がつくった製品は、少々価格は高くても、安心できますね。
彼にはこのような使命があったため、奇跡的な復帰を遂げたのだと思います。

たまたま昨夜、ミッチェル氏の講演内容が書かれていた「シナジー・ニュース」を読んだのですが、わたしが皆さんにお伝えしたいと思っていたことが、とてもわかりやすく簡潔に書かれていたので、その内容をぜひお伝えしたいと思います。


★ 本当に許すべきは、自分自身 ★



ミッチェル・メイ氏は「許し」について、こう語っています。


Forgiveness(許し)は、人生の中で最も重要なテーマかもしれません。

「許す」というと、どう他人を許せるかを考えますが、私たちが本当に許すべきは、自分自身であることは忘れられがちです。

自分を「許す」というのは自らの過ちに眼を閉ざすことではありません。
むしろ、間違いを素直に認めることです。

それには「勇気」が必要です。
そのとき、私たちは見たくない自分の姿と直接向き合わなくてはならないからです。

勇敢というのは、恐怖心を抱かないことではありません。
むしろ、恐ろしく、恥ずかしく、つらい感情を抱えながらも、目の前の現実から目をそらさないことです。
なぜなら、トラブルのなかに解決と許しへの糸口があるからなのです。

しかし、このとき同時に、自らを慈しむ心を忘れないでください
過ちを直視するということは、自分を責めるということではありません。

また、別な言い方をすると、過ちを犯したときは、他者にだけでなく、自分自身に対して謝ることも必要なのです。

自分で自分を裏切る、自分の行いに深く失望するという経験は、皆さんにもあるのではないでしょうか。
そんなときは、自分に、そして自分の人生に対して真摯に謝る、すると「許し」の感情が内面から広がるのを感じることができると思います。



大切なのは互いを理解し、より良い関係を築くこと



自分自身に対するだけでなく、他者との関係においても、もちろん「許し」は大きな問題です。私たちの人生の質も、人間関係によって大きく左右されます。
他者との距離感や関係性に悩む人は多く、ストレスの主たる原因にもなっています。
   
(中略)

他者との間でトラブルがあると、私たちはまず、相手が変化してくれることを望みます。
自分からはなかなか変わろうとしないものです。
しかし、その視点から事態が解決することはほとんどありません。
原因を相手にだけ見つけようとしている間は、自分の方にある原因には、なかなか気がつくことができないからです。(もちろん、一方的な虐待や暴力などは、「許し」を考える以前に、より現実的な措置を講ずることが必要です)

対立の原因を明らかにするという視点ではなく、関係を「癒す」という観点から考えてみると世界が少し違って見えるかもしれません。

(「THE SYNERGY COMPANY JAPAN」より)

 
★「人間関係のトラブルは綱引きに似ている」と、ミッチェル氏は言っていました。

綱引きはお互いに引き合うことで成立します。
片方が引くのをやめれば試合にはなりませんね。
相手にロープを引くのをやめろということはできないけれども、自分で引かないという選択をすることもできる」と彼は言います。

★わたしたちはいつも「自分が正しい」として、お互いに綱を引き合います。
それには大変なエネルギーを費やさなければなりません。
勝敗が決まるまで、時間も労力もかかり、お互いに疲れ果てますね。
戦争というのは、そのもっとも極端で悪質な綱引きです。

頭に来ていて、相手を打ち負かすことしか考えていないときは、自ら綱を離すのは難しいかもしれません。
しかし、冷静になって考えてみれば、このようなことにエネルギーを費やすことをやめ、そのエネルギーをもっと創造的なできごとに傾けたいと思い直すかもしれません。

「今こんなことをしている時じゃないんじゃないか!」
「もっと大切なことがあるんじゃないのか?」
「いったい何が問題なんだ!」
「今どうすることが必要なんだ?」
「大切なのはけんかに勝つことか?」
「そうではなくて、お互いを理解することではないのか?」
「お互いを理解して、より良い関係を築くことなんじゃないのか!」と。

★ミッチェル氏は、「自分や他者を許し、癒すためには、幸福と健康が大変重要な要素になってくる」として、毎日の生活に「美」を取り入れることを提案しています。
テレビや新聞、インターネットから少し離れて、静かな時間をもち、そして「美」を思い出そうよというわけです。

彼はつぎのように言っています。
本当の意味で、心身が健康であり、幸福な日々を送ることは本人のためだけでなく、周囲の人々にとっても、とても大切なことです。幸福は伝染します。幸福な人は、それだけで他者を幸福にしているのです」と。

あなたはいかがですか?
ほんとうの意味で、心身が健康である幸福な人でしょうか?




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